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低血圧とは、どのような症状を言うのでしょうか?ここでは、低血圧の定義を
紹介しますので、あなたの血圧と照らし合わせてみてください。
【低血圧とは?】
低血圧とは、最高血圧が100~110mmHg以下、最低血圧が50~60mmHg以下の状態を
指します。低血圧の人は、血液を送り出す力が弱いため、血液の流れが悪くなり、
最悪の場合は血管が詰まって、脳梗塞や心筋梗塞を起こす可能性もあります。
一般的に、低血圧の反対に位置する”高血圧”は様々な病気を招く原因として
危険視され、治療や予防に積極的に取り組まれていますが、”低血圧”は、
むしろ健康体の証のように、扱われている傾向があります。
もちろん、低血圧であること自体は特に悪いことでもないし、重篤な病気を
招くわけでもないのですが、低血圧によって、体がだるく、倦怠感が取れない、
気力がわかない、食が細く十分な栄養が摂取できないこともあります。
日常生活をおくる上では、それなりの悪影響があるのが低血圧の実際ですが、
あまり世間からは病気や体質としての扱いをされず、低血圧の人は
”怠け者”として扱われてしまうことも時にはあるようです。
低血圧であることそのものは”血圧が低い健康な人”であって、病気では
ありません。上手に低血圧と付きあって、不快な症状を軽減していきましょう。
低血圧の原因が、自分に生活のどこにあるか、また食事内容や、
サプリメントなどもうまく利用していくことで、低血圧の辛い症状は、
きっと簡単に改善していくことができますよ!
低血圧にはいくつかの種類があります。その種類と、それぞれの原因について
分かりやすく説明しますので、ご参照ください。
【本態性低血圧】
一般的に低血圧と呼ばれているものは、医学的には”本態性低血圧”と
呼ばれるものです。ここでいう”本態性”とは”原因が明らかではない”と
いうことです。
特別な原因がなく、血圧だけが常に低い状態がこの”本態性低血圧”です。
いわゆる”低血圧体質”と呼ばれるもので、産まれもっての体質であり、
家族間での遺伝の可能性があると考えられています。
症状としては、めまい、立ちくらみ、頭痛、頭重感、耳鳴り、肩こり、不眠、
倦怠感、疲れやすい、寝起きが悪い、動悸、便秘、食欲不振、下痢、胃もたれ、
胸やけなどさまざまな不快症状を訴えることがあります。
【起立性低血圧】
横になった状態から急に立ち上がったり、長時間立ち続けているときに
血圧が下がって立ちくらみやめまいなどを起こすものが、”起立性低血圧”と
呼ばれるものです。
これはとてもメジャーな低血圧の種類なので、別ページで詳しく説明しました。
普段、血圧が低くない方でも、起き上がったときに、最大血圧が20 mmHg以上
下がるのが起立性低血圧の特徴です。
【二次性低血圧】
低血圧を招く何らかの病気が他にある場合に起こっている低血圧を
”二次性低血圧”といいます。
ここでいう他の病気とは、循環器や内分泌の病気など、さまざまです。
急激に低血圧になるものと、慢性的に低血圧が続くものとがあります。
急激に低血圧になるものとしては、心筋梗塞やうっ血性心不全、出血、やけど、
激しい下痢・嘔吐、腸閉塞、急性中毒などがあります。慢性的なものとしては、
がん、肺結核、貧血、白血病、甲状腺機能低下などが考えられます。
低血圧の中でも、起立性低血圧と呼ばれる低血圧がよく見られます。
起立性低血圧とはどのような症状で、何が原因で起こるのでしょうか?
起立性低血圧のメカニズムについて、分かりやすく説明します。
【起立性低血圧とは?】
起立性低血圧とは体の向きや位置を変える時、特に臥位(がい)(寝た状態)や
座位(座った状態)から急に立ち上がった時に、血圧が下がって起こる
さまざまな症状のことをいいます。
症状は、ふらつきやめまい、易疲労感(疲れやすい)、動悸(どうき)、
視野のかすみ、眼前暗黒感、ひどい時には失神などが起こります。
【起立性低血圧の原因】
横になっていた状態から、急に立ち上がったり体を起こしたりすると、
全身の循環血液量のうち、500~800mlは腹部や下肢に移行します。
そうすると心臓にもどる静脈還流量が減少してしまうことになります。
そのため、心拍出量(心臓から送り出す血液量)が減ってしまい、
その結果、大動脈や頸(けい)動脈洞にある”圧受容体”という血圧を
コントロールする器官への刺激も低下してしまいます。
正常なら、圧受容体への刺激が引き金となって交感神経を中心とする
調節反射がはたらいて、心拍数の増加や心臓の収縮能、末梢血管の抵抗が
高められ、立位になっても血圧が維持されます。
しかし、血流量の低下により調節反射が正常にはたらかないと、血圧は
起立時に下がったままになり、立ちくらみのような症状が起こります。
これが、起立性低血圧が起こっているときの身体の中のメカニズムです。
妊娠時には、実は低血圧が起こりやすいことがあります。ここでは、妊娠時の
低血圧のメカニズムについて分かりやすく説明しますので、症状の改善の為にも
ぜひ参考にしてください!
【妊娠時は低血圧になりやすい?!】
妊娠の初期には、つわりなどで、妊婦の水分摂取が少なくなりますので、
血圧が下がることがあります。妊娠中期から後期にかけては、
通常は血圧が上がってきますので、それほど心配することはありません。
しかし、妊娠中期から後期にかけて血圧が下がる場合は、おなかの赤ちゃんが
下大静脈を圧迫して、そのために血液の循環が悪くなって、
血圧が下がっているような場合もあります。
この場合は、とくに仰臥位で寝ている時に低血圧が起こりやすいですが、
この場合は気をつけた方が良いと言われています。足がむくむ場合は、
赤ちゃんが下腿静脈を圧迫し、うっ血している可能性もあります。
このような症状がある低血圧の時は、産科に早めに受診し相談するように
して下さい。仰向けで寝ている時に、足がむくんだり、気分が悪くなる時には、
左側臥位の姿勢を取ると、下大静脈の圧迫が少なくなるという報告もあります。
【妊娠中の立ちくらみは低血圧のせい?】
妊娠中に立ちくらみを覚えるのは珍しいことではありません。
軽度の低血圧による立ちくらみでは、意識は保たれていることがほとんどで、
気を失うほどの発作となることは、まずありません。
この立ちくらみには、いくつかの原因が考えられます。まず、妊娠中は、
妊娠を維持させるホルモンの作用によって血圧の調節が鈍くなっています。
急に立ち上がったりすると、位置の高くなった頭に血液を供給するのが
追いつかないため、低血圧の症状が出るのです。頭部だけ暖かいような
暖房の効いた部屋や公共交通機関の中では、こういう症状が出やすいです。
特に心配する低血圧ではありませんが、立ちくらみを予防するためには、
急に立ち上がらず、頭の高さをゆっくりと上げていくように心掛けて下さい。
もしも立ちくらみで気分が悪くなり始めたら、落ちついてゆっくり深呼吸をし、
服の襟をゆるめ、建物の外に出たり、窓を開けて外気に当たりましょう。
立ちくらみが胎児に悪い影響を与えることはありませんので安心してください。
低血圧は、薬を用いなくても、その辛い症状や実際の血圧を改善させることが
できます。ここでは、低血圧の改善のために自分で取り組める様々な方法を
紹介しますので、朝の起き辛さで悩んでいる方は、取り組んでみてください!
【低血圧の改善方法】
●持久運動
低血圧の原因の一つに、筋力が低下しているという可能性が考えられます。
心臓から全身に血液を送り出す力が弱いのですから、心臓の筋力も
低下していると考えられます。
また、足や下肢にある血液を心臓まで押し戻すのにも、筋力が欠かせません。
この筋力が不足しているために、足の血液が十分に心臓に戻らずに、
低血圧症状を招いてしまっていると考えられます。
筋力の低下を改善し、筋力をつけていくためには、ずばり運動を毎日の
習慣にすることが一番です!血液は重力の関係で下にたまりやすいのですが、
血液を押し戻すためにも、足の筋力は特に重要になってきます。
低血圧を改善するためには、心拍数が120以上になる下半身を鍛える運動を
積極的に行いましょう。自転車をこいだり、歩いたり走ったりするような
持久運動が、低血圧の改善には適していると言えるでしょう。
この運動を行うときには、意識して水分補給を十分にするようにしてください。
体内の水分量が不足すると、血圧も低下してしまうので注意してください。
●早寝早起き
これは低血圧でないにしても必要なことですが、早寝早起きを心がけましょう。
低血圧の人は特に、朝起きて動き出すのに時間がかかるので、早く起きる必要が
あります。早く起きるために早く寝る。これを習慣にしましょう。
実際に、低血圧の症状を改善する為には、規則正しい生活を送ることが
一番です。ただし、すぐに改善していくことは難しいので、自分のペースで
ゆっくりと治していきましょう。
低血圧とは、治療できるものでしょうか?体質だから仕方ないと諦めている方は
いませんか?ここでは、低血圧の治療方法について紹介しますので、
真剣にお悩みの方は、ぜひ参考にして病院に受診してみてください!
【低血圧は治療できる?】
低血圧であること自体は、特に病気というわけではないので、そのままでも
問題はありません。なので、検査をして低血圧以外に特別な異常がなければ、
不快症状を取り除く治療をするだけで、特別な治療は行われない事が多いです。
しかし、特に低血圧以外の症状がなくても、原因がはっきりわかっている時は、
その原因を取り除く治療が行われることもあります。
低血圧の治療は、一般的な生活習慣などの注意と、それでも改善しない場合は
薬物療法をおこなって、治療にあたることになります。
【低血圧の薬物治療】
低血圧の薬物療法には精神安定薬や、交感神経と副交感神経のバランスを整える
自律神経調整薬、また直接的に血圧を上げる昇圧薬等が用いられます。
日本で使現在用されている昇圧薬としては、ジヒドロエルゴタミン
(ジヒデルゴット)、エチレフリン(エホチール)、ミドドリン(メトリジン)、
アメジニウム(リズミック)などがあります。
【生活の改善点】
薬を用いなくても、生活を改善することで、低血圧を改善することは出来ます。
十分な睡眠、適度な運動、規則正しい生活を心がけるようにしましょう。
人混みや猛暑の時に、低血圧の症状が出現したり悪化したりする人も多く、
このような状態を避けるようにすることも、ひとつの改善点といえます。
起立性低血圧の人は大量の水分をとり、アルコールは少しにするか、
飲まないようにするほうがよいでしょう。
低血圧は、食生活を改善していくことで、その辛い症状を楽にしていくことが
可能です。ここでは、ぜひ取り組んでもらいたい食事の改善方法を紹介します!
さっそく今日の食事内容から見直してみてください!
【低血圧の人の食事改善方法】
●朝食は食べている?
低血圧の人は、食事の量が少なかったり、朝食を抜きがちです。
低血圧改善のために、まずは食事習慣を見直していきましよう。
特に血圧が低い人は、朝が弱いので朝食を摂らない方が多いようです。
しかし朝食は睡眠中に使ったエネルギーを補給する大事な食事です。
朝食を摂ることで、脳に必要な糖を補給しているのです。
朝の目覚めが悪く、食欲がない人は、野菜や果物をジュースにしたものを
毎朝摂るようにしましょう。体が目覚め、血圧が上がりやすくなります。
●食事の摂り方
血圧の低い人は胃腸が弱い人が多いため、食事はゆっくりと食べましょう。
ゆっくりよく噛んで食べることで、消化が助けられ、胃腸への負担が
少なくなります。
また、食事内容はバランスの良い食事を心がけるようにしましょう。
また食べすぎはよくありません。腹八分目が食事の基本です。
●ユビデカレノン
意識して摂取したいのは、筋力を高めるために必要な成分で、
”ユビデカレノン”という補酵素です。このユビデカレノンが不足すると、
心肺機能が低下し、血液の流れが悪くなると言われています。
ユビデカレノンは食品で摂取することが可能です。含有量が多いのは、
イワシや豚牛鶏などの魚肉類、ブロッコリー、ニンニク、キャベツなどです。
低血圧気味の人は積極的に摂るようにしましょう。
また、市販の大人気サプリメントCoQ10は、このユビデカレノンと、
実は全く同じ成分です!ぜひお手軽にCoQ10を摂取してみてはいかがですか?
低血圧と高血圧とは、一見正反対の疾患のように思われますが、
実は高血圧の方でも、低血圧症状に悩まされることがあります。
ここでは、低血圧と高血圧の関係について、お話します。
【高血圧と低血圧】
●高血圧の方の立ちくらみは要注意!
高血圧症の人の中には、座った姿勢から起立した時に大きく血圧が低下する
起立性低血圧をともなう場合がよくあります。
特に高齢の方では、血圧の変動が大きく、立ち上がったときに急激に
血圧が下がり、めまい、立ちくらみが生じることがあり、これが転倒、骨折に
つながるという危険も指摘されています。
もしも高血圧治療中で、急なめまいなどを”高血圧によるものだ!”と
自己判断して血圧降下剤を服用してしまうことは、実は危険でもあります。
体調がおかしいと思ったら、まずは血圧を測定する習慣をつけましょう。
●薬による低血圧
高血圧の治療のため、血圧を下げる薬を服用中の方に、起立性低血圧が
起こる場合もありますのでご注意下さい。
本来高血圧を治すために使われる薬剤が効き過ぎてしまって、低血圧が
起こる場合があるのです。その他にはうつ病などの治療に使われる抗うつ薬や、
心身医療に使われる薬の副作用として、低血圧が起こる場合があります。
低血圧によるめまいや立ちくらみの症状は、時として転倒、骨折など
思わぬ事態につながる恐れもあるため、こうした薬剤を服用中の方は、
特に運転や危険な作業には従事しないようにしたいものです。
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